人が亡くなるときに必要な事

人が亡くなるときに必要な事といえば、「相続」があります。 一方では、「大した財産もないから、遺言なんて必要ないでしょう? みんなで仲良く分けてくれればそれでいい」と仰る方もいます。

相続トラブルはお金持ちの問題ではない

最高裁判所が出している「遺産分割事件の新受件数」によると、裁判所に持ち込まれる相続のトラブルは1965年には4,120件だったものが2012年には15,286件と3倍以上に増えています。また、遺産額別の遺産分割事件数割合という図表では、相続トラブルの起きる割合が示されています。 

トラブルが一番多いのが遺産額1,000万円~5,000万円で5割発生、遺産額1,000万円以下を含めるとトラブルの7割以上を占めているという結果です。(参照:https://gentosha-go.com/articles/-/1862)

 

また、家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯、2017年)」のデータによると2017年の平均貯蓄額は1151万円ということですので(参照:https://allabout.co.jp/gm/gc/473656/)、預貯金と住まい(不動産)という、一般的な財産の家庭ほど相続トラブルが起きやすいことが読み取れます。

 

「自分亡きあとも家族仲良く暮らして欲しい」と思っているならば、ぜひとも元気なうちに、「誰に」「何を」残したいか、まずは自分で考えてみましょう。 それから法律家や金融の専門家に、ベストな方法を相談してみましょう。 今は相続以外にも、信託などで財産をスムーズに引き継ぐ方法があります。

 

しかし、果たして、相続が済めばそれで安心でしょうか?

相続以外にすべきこととは?

相続以外に、人が亡くなるとしなければいけないことは何があるでしょうか?

 

  • ・通夜、葬儀
  • ・法要
  • ・(賃貸の場合)退去手続き
  • ・公共料金の停止
  • ・クレジットカードの解約
  • ・携帯電話の解約
  • ・故人の持ち物の整理
  • ・SNSアカウントの停止
  • ・(SNS以外の)インターネット関係のアカウント整理
  • ・パソコンの中身の整理

 

などがあります。 ここでは「故人の持ち物の整理」について、ちょっと考えてみたいと思います。「持ち物」とざっくり書いたのは理由があります。

 

  • ・生活に必要なもの
  • ・生活を豊かにするもの
  • ・生活で使うわけではないが、大切な思い出の品

 

具体的に何を持っているか、持っている量よりも、それぞれの持ち物は大体この3つに分類できるでしょう。 終活で断捨離や片づけを「したい」「しなくては」とお考えの方にも今一度立ち返って頂きたいのがこの分類です。

 

実際の片付け方や、片づける際の考え方については、ここでは触れません。 片づけの指南本やブログなどで、一番の強敵と言われているのが、3番目の「思い出の品」です。「使う」「使わない」の基準では、恐らく後者に入るもの。 でも自分に取っては大切なもの。 どなたでもそういったものがあるのではないでしょうか?

例えば、ご先祖の写真。 その人には大好きだったおばあちゃんの写真でも、会ったことのない子どもや孫には「知らない人」ですから、思いが伝わりません。 ですから、それらの写真を「あなたのひいおばあちゃん(ひいひいおばあちゃん)」だと教えて、自分亡きあとも大切に保管して欲しいならば、その旨きちんと伝えましょう。

自分が生きている間は処理出来ないことは?

先ほど挙げた中には、電気や水道、ガスといった公共料金や、パソコン・スマートフォンの中身など、自分が元気な間は必ず必要なものがあります。 家族と一緒に暮らしている方の場合、残された家族が手続きできるものもありますが、そうではない場合「死後事務委任契約」というものがあります。

これは、生前から個人または法人である第三者と委任契約を締結して、葬儀、埋葬、納骨、官公庁での諸手続きなどの事務について、本人になりかわってみずから行うことのできる代理権を付与しておくもの契約のことです
(引用:https://www.souzoku-shien.net/glossary/sa/shigojimuininkeiyaku.html)

身寄りがなく一人暮らしをしている方や、家族と離れて生活しているので頼れない方、家族と仲たがいをして、身近に頼れる人がいない方には、特に必要なものでしょう。

 

死後事務委任契約を受任するには、特に資格は必要とされていませんが、相続に関して中立な立場で、しかも法律の知識がある専門家(相続問題が得意な弁護士・司法書士・行政書士等)に相談されることをおすすめします。 

まとめ

  • ・「うちは財産は少ないから」「家族仲は良いから」と、相続を先延ばしにしない
  • ・家族仲良く暮らして欲しいなら、元気なうちに決めておく
  • ・相続以外にも、人が亡くなるとしなければいけないことが沢山ある
  • ・思い出の品は「思い」を一緒に伝えておくことも大事
  • ・自分亡きあとの諸々の処理を一度考えておくことも大切

熊本散骨するなら「NPO法人ヒーリング」にご相談下さい。

毎月開催中の終活散骨セミナーで、散骨に関する情報提供と啓蒙活動をしている団体です。

℡:096-288-2679 Fax:050-3156-3969 (月~土 午前10:00~午後6:00)

終活散骨セミナーへ参加ご希望の方はフォームもご利用頂けます。