家族のコミュニケーションとは?

この週末に2冊、終活関係の本を読みました。





身近な人がの方は、いざという時に必要な手続きを、親や自分自身が元気なうちに俯瞰するためのツールとして良さそうです。 そして、親とさよならする前に、は筆者の実体験も交えて「家族のコミュニケーション」ということをとても具体的に書かれています。

セミナーに来られた方たちの中からも、「親が病気をして、入院が必要になった時に医者から病歴や飲んでる薬を聞かれて答えられなかった」とか「母の保険の受取人が、先に亡くなった父のままだった」 といったような、お困りごとも聞こえてきます。

「私の親は元気だから...」「親に面と向かってお金の話は出来ない...」と、先延ばしにしている方もいらっしゃることでしょう。

私自身のことを少しお話しますと、こういったことを知る以前に親を突然亡くしました。準備も何もあったものではない状態で葬儀を迎えました。その上親族間のトラブルもあり、通夜の場では父の友人の方たちから怒鳴りつけられ、伯母からは罵倒されました。 後に伯母の誤解は解けましたが、父の友人とはそれっきりです。 父をちゃんと見送れなかった心のしこりは、10年以上経っても残っています。

そうならないためには、親子双方が元気なうちに、お互いのことをきちんと話あっておくことが最良ではないでしょうか? 財産の話はもちろん、医療についても、最期はどこで迎えたい、延命治療はどうするか、というようなことも必要でしょう。

延命治療や供養のことなどを元気なうちに家族と話合っておられた方もいらっしゃいます。 その方の場合、娘さんが「悲しかったのは間違いないですが、常々母が『こうして欲しい』と言っていた、最後の願いを聞けたのでほっとしています」とお話くださいました。

やぶから棒にお金や医療の話をするのは中々難しいでしょう。 別居していればなおの事。
しかしながら、自分が亡くなったあと、愛する家族たちが争う姿を見たい方はいらっしゃるでしょうか? そうならないためにはどうしたら良いでしょうか?

今回ご紹介している、親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のことでは、ケーススタディ形式で実践しやすいアドバイスが書かれています。 私どものセミナーでも、終活についてお話していますが、個々のご家庭によって異なる実情を振り返ると、まずはこういった本で、それぞれのご家庭の現状を振り返ってみられるのも有益だと思われます。

親子双方が元気なうちに、お互いにとって満足いくコミュニケーションがとれることを願って。