終活で身辺整理や断捨離をしたい方へ知ってもらいたい4つのこと

終活の一環として、断捨離をやっている(やってみたい)方も多くいらっしゃると思います。 このブログでも「終活 断捨離」や「終活 身辺整理」で多く検索されている模様。 具体的な片づけ方については、片づけのプロにお譲りするとして、今回は「終活を目的とした整理とは」という点でお話したいと思います。

 

 

「整理」3つの違い

終活を目的とした片づけは、「遺品整理」「生前整理」「身辺整理」と3つの整理に分けることが出来ます。 その違いはどこにあるでしょうか。 分かりやすいのは遺品整理ですよね。 文字通り、亡くなった方の品物を整理することです。 

 

家族がどんな思いで遺品整理するか

遺品整理といえば、私は家族の遺品整理も経験しましたし、家族以外の遺品整理をお手伝いしたことがあります。 私自身の体験でいうと、

 

  • 残された家族間でも、遺品に対する思いが異なる
  • 片づけるペースを家族間で一致させないと後々しこりが残る

 

の2点が大きく気持ちの上で残りました。 同じ家族の間でも「片づけたい」「残しておきたい」と意見が対立したためです。 それを使う持ち主不在のモノがあるだけで私は悲しみが消えないタイプでした。 一方、他の家族はモノがあるだけで安心していたようです。 ですから、あくまでも私の個人的体験なんですけど、「悲しみ」の上に「いらだち」がのしかかって、気持ちの持って行き場が無かったことを思い出します。

 

結局、当時我が家があった場所は数年後に立ち退かざるを得なくなったので、家ごと離れざるを得ませんでしたから、片づけを反対していた家族も最後は諦めました。

 

我が家のケースでは、住まいごと移らざるを得なかったので最終的に一気に片づけることが出来ました。 家族以外の遺品整理のときには、公営住宅にお住まいのケースでしたので、「退去期限」があります。 ご遺族が他の事務手続きをなさっている間に便利屋さんと私で部屋の片づけをしました。  退去期限までのタイムリミットがありましたし、ご遺族も全て別所帯だからということで、大切なものを先に持ちだして頂き、残りは全て処分! ご遺族のひとりが仰っていましたが、

 

「自分たちだったら、多分片付けできない」

 

これは色んな意味でその通りだと思います。 遺品整理に手慣れたプロだから、てきぱきと片づけが進んだでしょうし、家族のように感情移入することもありません。

終活&散骨セミナーの席でも、「自分が死ぬまで片づけるな」と家族から言われて遺品整理で大変な目に遭ったというお話を耳にします。  家族のものだと、様々な感情が湧きあがるはず。

  • 亡くなったことを悔やんだり
  • 片付けなかったことに対する怒り
  • 悲しみや寂しさ・・・

 

やはり、ご本人がお元気なうちに、「自分のものは自分で整理」されるに越したことはありません。 

 

家族がいない人はどうしたら良い?

これまでの「家族」という構図の中では、遺品は家族が整理するものでしたが、昨今では、独居の方の割合が増えています。 中でも内閣府男女共同参画白書 平成25年によると、30代~50代が生まれた1960~80年頃から比較すると、生涯非婚率が男性で約10倍、女性で3倍近くまで上昇している結果が出ています。

 

参考サイト①⇒http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h25/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-20.html

参考サイト②⇒https://kekkon.biz/proportion-never-married-rising-factor/

 

様々な観点から問題視されている事柄ですが、終活の視点から捉えると、家族がいる方が亡くなられた場合と、独居の方が亡くなられた場合の社会的コストを比較すると後者の方が圧倒的に高くつくと言われています。 何故ならば。 遺品整理や(賃貸の場合の)退去手続き等々、独居の方が亡くなられると行政の手が必要となってきます。 行政の手を借りるということは、即ち税金です。

 

だからといって「家族をつくりましょう」「家族と暮らしましょう」というのは、余りにも極論すぎる。 先ほど述べた生涯非婚率ですが、生涯で一度も結婚しない方も年齢を重ねてきますので、確実に「独居老人」は増えるのです。 これはもう民間レベルでどうにかできる話ではありません。 

しかし、独り暮らしであっても、自分の身の周りを常に整理して片づけやすい環境を作っておくとか、お互い何かあったときに面倒を見あえるような友人を作る、地域で見守ることが出来れば、それだけでぐんと社会的コストが減るのではないでしょうか? 

 

自分の死後を見据えて今を生きることは、それだけで立派な社会貢献となるのです。

 

家族がいても?

断捨離や終活に付け込んだ押し貸しの被害を耳にすることがあります。 昨年はNHKの情報番組でもこのテーマで取り上げられていた回がありました。 断捨離や終活で押し貸しとはどういうことでしょうか? 

「子ども達に迷惑を掛けたくないので、自分が元気なうちに生前整理をしておきたい」と考えている高齢者のもとに、「不要な宝石ケースを買い取ります」と訪れ、ケースではなく中身をいい加減な値段で買いたたかれるという被害です。

 

迷惑を掛けたくないという思いは素敵なことだと言えますが、家族間での意見の食い違いが問題を大きくしてしまう一因ですから、同居・別居いずれであっても、まずは

 

「私はこうしたい。」と自分の思いを一番に伝えてみませんか? 

 

私の個人的な経験談になりますが、 全部自分にのしかかってきた遺品整理より、本人と相談しながら片づけられる生前整理の方が、遥かに気持ちの上で楽でした。

 

「整理する」側の人へ

親が片づけられない人で、というお悩みもしばしば聞こえてきます。 しかしながら、いくら親であっても、自分以外の人のモノは勝手に処分出来ません。 では、どうするか。

カウンセラーやコーチが使う手法のひとつで(ABNLPマスタープラクティショナー有資格者です)、当事者間の話を「たとえ話」を使う事で、相手に客観的に聞かせるという手法があります。

 

「テレビで○○○って言っていたよ」

 

とか、既にあなたが別所帯を持っているのであれば

 

「うちの近所の××さんの話なんだけどね」

 

という前振りをするのです。 こうすることで、当事者間の話では相手が「責められている」と受け取りかねない話であっても、感情を損ねることなく聞いてもらえる確率がぐんとあがります。

まとめ

  • 「遺品整理」より「生前整理」の方が家族の負担が少ない
  • 独居の人なら生前整理をきちんとしておくことは社会貢献につながる
  • 片づけられない家族には、「例え話」で聞いてもらおう

 

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