思い出の場所に散骨出来ますか?

という声を良く耳にします。 他には、場所を指定して「○○で散骨したいのですが、お願いできますか?」というご希望を仰るケースもあります。 また、インターネットでも「散骨」のキーワード検索で、サジェストワード全体の約3割超えで「散骨+場所」で検索されています。 このことから振り返ると、散骨をする場所(できる場所)を探している割合の高さや関心の高さを知る事が出来ます。 この場合の「場所」は依頼する業者も含まれています。

一方では、法律や社会のルールから散骨はすべきではない(してはいけない)、または、お墓があるのに散骨なんて! という意見も聞こえています。 また、(パウダー状にしたとしても)骨を撒いてしまうなんて成仏できないでしょう? という方もいらっしゃいます。 あなたは、どう思いますか? 

 

散骨は心情的にも、一般社会のルールやマナーといった点においても、大変デリケートな行為です。 厚労省の見解では、「散骨は墓地、埋葬等に関する法律の予想した葬法ではない。」また、法務省の見解では、「節度をもって行われれば刑法の遺骨遺棄罪には当たらない。」となっています。(熊本市コールセンター ひごまるコールより抜粋) 

節度を持った散骨とは?

「節度をもって」という言い方があいまいだという意見もありますが、 憲法において、信条の自由(19条:思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。)が明確にうたわれているため、また20条では信教の自由が規定されているためです。 

とはいえ、独自に散骨を規制する条例を独自に設けている自治体も複数あります。 条例ができた背景を推察するに、やはり地元住民に対する配慮を欠いた散骨が行われたことが容易に想像出来ます。業者ではなく啓もう活動を行っている団体とはいえ、私どもも襟を正してお話をさせて頂く必要を痛感しています。

 

故人の思い出の場所に散骨してあげたい、というのは尊重すべき思いです。 しかし、観光地や人の多い場所などでは特に、周りの人に対する配慮が不可欠ですし、見方を変えれば、人目につかぬようこっそりと散骨することは、果たして故人の供養と言えるのかということも考える必要があるでしょう。

また、先述している厚労省と法務省の見解は、「墓地、埋葬等に関する法律」「刑法」においてのみ言及されていますが、見方を変えれば例えば、他人の土地を侵すなど無秩序な散骨は、「節度」がないと見なされれば罪に問われる可能性が出てくるかも知れません。また、民事訴訟の損害賠償請求などの対象になり得るといえます。 

供養としての散骨を安心して行うために

お墓に入らない選択肢のひとつとして、散骨の知名度も大きく上がっています。著名人の遺骨が散骨されるニュースや映画等で取り上げられる事で、「自分が死んだら散骨して欲しい」と希望を伝える人も増えてきました。

 

しかし、上でも述べているように、故人の希望をそのまま叶えた散骨が出来るかどうか、今一度冷静に検討して頂く必要があります。 そして、散骨を希望するご本人であれば、ぜひともお元気なうちに「どこで」「どうやって」散骨が出来るか、自分が希望する場所で散骨は出来るのかどうか、という点をお調べになってください。

 

他の家族の反応も事前に知る必要があります。 同じ家族でも、「散骨」賛成・反対で意見が真っ二つに分かれることもしばしばです。そしてご家族全員の総意で、「散骨」という答えが出たなら、今度は散骨場所として選んだところが、供養や偲ぶ場所として問題ないかどうか調べてみる必要も出てくるでしょう。

家族・親族がいない方は、遺言書作成や相続問題が得意な法律の専門家を相談先として選んでおくと安心です。

 

まとめ

インターネット検索でも、散骨に続けて場所を入力する人が全体の3割を占めている。このことから、散骨する(できる)場所や依頼できる業者を探す人が一定数いることが分かる。

 

散骨は心情的にも社会のルールやマナー面においても、大変デリケートな行為であり、明確な法による規制はないものの、独自に散骨を規制する条例を設けている地方自治体がある。

 

そのため、「散骨をして欲しい」という故人の希望だけにフォーカスするのではなく、許可のとれる場所なのか確認したり、周辺住民へ配慮をもって散骨することが大切。

熊本散骨するなら「NPO法人ヒーリング」にご相談下さい。

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